茨城県青少年相談員研修大会に動画教材をご提供しました

新型コロナウイルス対策の一環で、今年度の「青少年のネット利用」に関わる集合型研修の開催件数は、グッと減っています。 

とはいえ、単に中止してしまうのではなく、インターネットを利用したオンライン開催に切り替えるケースも増えています。

オンライン開催にもいくつかのパターンがあり、大まかには

  1. 講師のみリモート(遠隔)で参加し、受講者は従来どおり集合で学習
  2. 受講者も講師もリモート参加でリアルタイム学習
  3. 事前の録画データを使い、受講者が個々にオンライン学習
  4. 事前の録画データを使い、動画視聴に演習などを交えた集合型研修

のような選択肢が考えられます。

今回ご紹介する茨城県青少年相談員研修大会 講演会は、3のパターンになります。

上記リンク先にレポートがある通り、大会そのものは10月30日に茨城県庁講堂で開催されたのですが、例年であれば、その場で講演会も実施するところ、今年度は、録画データを対象者のみに後日配信する形となったのです。

この大会のために当方で制作した「青少年のインターネット利用、いま知っておきたいこと・知らせたいこと」というタイトルの計70分弱の動画は、「現況の把握」「背景の理解〜なぜトラブルは減らないのか〜」「対策」「当事者支援のヒント」の四部に分かれています。

それぞれのパートごとに、動画を視聴した後、教材ワークシートを使った個人演習に取り組むことで、知識を定着させ、理解を深めていただくという構成です。

受講者となる青少年相談員のみなさんの中には、他県と同様、シニア世代に属する方も少なくないとのことでした。そこで基本的な状況の確認に始まり、「ネットやスマホに詳しくない」大人にも出来ることという視点から、教材ならびに動画を制作させていただきました。動画教材は今後、約一年間に渡り、利用されるとのことです。移り変わりの早い青少年のインターネット問題に日々取り組まれている、茨城県の青少年相談員のみなさんの学習の助けになることを祈っています。

なお今後、新型ウイルス禍が収束しても、オンラインでの学習機会は増えていくと予想されます。当方も、より学習効果の高い教材が提供できるように、さらなる研鑽に努めていきたいと思います。

上記分類の3以外への取り組みについては、稿を改めてご紹介していきたいと思っております。

このブログの人気の投稿

ネット動画とテレビの違いを知ろう

子どものゲームに悩む保護者に伝えたいこと

小学生はYouTubeでいったいなにを見ているのか