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こども家庭庁のリモートイベントに参加

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  日本には「青少年の非行・被害防止全国強調月間」というものがあるんです。夏休み前の7月がそれです。元々内閣府が所管していたこの月間の関連施策は、現在、こども家庭庁が主導し、関連省庁や都道府県の取り組みを取りまとめる形になっています。 その一環として、2019年度までは「青少年の非行・被害防止対策公開シンポジウム」と題したリアル開催イベントが開かれておりました。 このイベントはその後、2020年度からは「青少年の非行・被害防止対策リモート講演会・座談会」になっています。 今年度の月間の最重点課題が「インターネット利用におけるこどもの性被害等の防止」になっているためか、タカハシもご指名をいただき、一般社団法人セーファーインターネット協会(SIA)の肩書きで(自宅から笑)参加させていただきました。 この、インターネット利用におけるこどもの性被害等の防止というのは、古いようでまだまだ新しい話題です。つまり、依然として被害に遭う子どもが出続けています。 「話を聞いてくれていた彼が…」SNSの先にあった裏切りと恐怖 (2023年、NHK) 女子だけでなく、男子の被害も深刻です。 わずか6時間で息子は死んだ ネット上の性的脅迫「セクストーション」に遺族が警鐘 (2024年、BBC) 「その誘い、大丈夫?」セクストーションに気をつけて (2023年、NHK) もちろん、こうした被害の防止のため、さまざまな関係者が熱心に取り組んでいるところではありますが、なかなか難しいなと思うのは、ネット上での他者との接触について、大人の伝え方はどうしても、怖い・危ない・悪いことだからと「ダメ絶対」になりがちなところ。 でもそれって、SNSだったりゲームだったりで、一定以上のオンライン諸活動をする子どもにとっては、あんまり現実的な指針ではないんですよね。 本当に知りたいのは途中に何段階かあるはずの、「この線を超えてくるのはヤバい相手」のような、実際的な判断基準だったり、そのとき役に立つ対処行動みたいなもの。 でも、「ダメ絶対」しか言ってこない大人は、子ども視点での判断基準や対処行動に触れてはくれません。むしろ、オンライン活動は隠しておかないと叱られる。ということは、知り合った相手からの働きかけが怪しくなってきた時に、状況の共有も相談も一切できない…。これでは、大人が熱心に子どもに働きかけるほど逆効

保護者向け講演のポイントをA4サイズ2ページにまとめていただきました

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家庭教育講演会の講師として、この一月に岩手県遠野市にお邪魔した件は、 こちらでもご紹介した通り なのですが、その内容 が遠野市PTA連合会さんによってコンパクトな啓発資料として公開されておりました。 「かわらばん」第9号で紹介している、遠野市PTA連合会がまとめた広報紙を公開しています。   [ 遠野市公式ウェブサイト 文化・スポーツ・生涯学習>生涯学習>コミュニティ・スクールの推進 ] 当日の講演は正味90分間。 でもこれ、録画していただいてネットに公開したり、はたまた全文を書き起こしとかしても、当事者である保護者にはなかなか届かないと思うのです。 こうして上手に圧縮して活用いただけるのは、とても嬉しいですね。 全文はこちらでご覧いただけます。 https://www.city.tono.iwate.jp/index.cfm/48,59926,c,html/59926/20240327-165348.pdf

生徒指導担当の先生方にお話しした「SNSトラブルの理解と対応」

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Photo by Igor Omilaev on Unsplash  先日、ある自治体の学警連のみなさん向けに、60分間のオンライン講座を提供する機会をいただきました。 「学警連」というのは、学校・警察連絡協議会の略称です。なかなか聞きなれないことばですね。児童生徒の健全育成、非行防止、犯罪被害に遭わせないことを目的に、全国各地に設立されています。都道府県レベルだけでなく、警察署単位や市町村単位での組織もあります。学校側からは管理職と生徒指導担当の先生方が、警察側からは生活安全部門の担当者が参加します。そして近年は、児童生徒のインターネット利用も、もちろん学警連の本来の活動の範囲に入ります。 ちなみに、今回いただいたお題は「SNSトラブルの理解と対応」というものでした。小学校高学年から高校生まで、SNS利用がとても身近なものになっている中で、学校内でのトラブルだけでなく、学校外の相手とのトラブルも起きているわけです。 こうしたトラブルは、子どものネット利用が社会問題として、注目を集めるようになった2000年代半ばから続いているわけで、昨日今日始まったというわけではありません。 ただし、一昔前の携帯電話(ケータイ)の頃と違うのは、世の中がすっかりと「スマホありき」「ネット利用が当たり前」に変わったこと。学校すら、一人一台のコンピュータを児童生徒に配るようになったのですから。 これに伴い、学校での生徒指導の基本方針も、当初の(ケータイ/スマホやSNSを)「排除する」「できる限りデビューを遅らせる」のままではいられなくなりました。なんとかしてうまく「軟着陸させる」方法を見つけなくてはいけません。 そのためには、SNSの危険性と利用上の注意点を、しっかりと児童生徒に伝える必要があります。実際、先生方の日常的な指導に加えて、外部から講師を招いた安全教室が、どの学校でも当たり前のように行われています。 にも関わらず、先生方の目の前でSNSトラブルが起きるわけです。 「オンラインでの悪口や誹謗中傷を書いた/書かれた」 「SNS上の行き違いで友だちの仲が悪くなった」 「グループ外し」 「不適切な写真や動画をアップロードしてしまった」 「自分や他人のプライバシー情報を載せてしまった」 「隠し撮りや写り込みでの肖像権侵害」 といった話が、全国どこの地域でも聞かれます。これは、先生方は

岩手県遠野市にて家庭教育講演会に登壇しました

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2024年1月13日土曜日に開催された遠野市の「地域で子どもを育てる活動報告会」にて、家庭教育講演会の講師としてお話をさせていただきました。  新千歳空港から花巻空港までは60分のフライト。ほとんど水平飛行する間もなく到着しちゃいます。 講演の演題は「わかる!できる!子どものゲーム・スマホ利用と保護者の取り組み」でした。なんとなくインプレスさんの書籍っぽいですかね。 これが人生初の遠野市訪問だったのですが、学校教育だけでなく、社会教育への力の入り方には特に驚かされました。人口2万5千人の基礎自治体の仕事とはちょっと思われない。 ありがたいことに、講演だけでなく 市立博物館 や こども本の森 の見学、関連するみなさまとの交流の機会をいただき、遠野地域の歴史的な厚み・重みと、遠野のみなさんの熱心さに圧倒される思いでした。 例によって、当日の講演がどのくらいお役に立てたか、定量的には定かではありませんが、また近々にお邪魔したい場所だなと強く感じる出張となりました。 二日間お世話になり、本当にありがとうございました。   子どもネット研記事 https://www.child-safenet.jp/activity/3274/  遠野テレビ記事 https://www.tonotv.com/sp/html/news/daily.asp?q=202401181 写真提供:遠野市教育委員会

子どもがアダルトコンテンツを見ていた時の保護者の対応

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    今年度二回目のベネッセこども基金さんでのコラム。いままで適切な発表の場が見つけられなかったテーマに、ようやく触れることができました。 詳しくはこちらから ご覧くださいませ。

石川県主催のイベントにリアル登壇します(9/30-10/1)

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 なんとも久しぶりな感じがいたしますが、下記のイベントに一般社団法人セーファーインターネット協会の立場で登壇します。 基本的に石川県内にお住まいの方向けとは思いますが、オンラインの方はもう少し間口が広いかも? ご興味あるという方は、ぜひ主催者に問い合わせてみてください。 日時 2023年9月30日土曜日14時〜16時、10月1日日曜日10時〜12時 会場 矢田郷コミュニティセンター(石川県七尾市)、石川県地場産業振興センター(石川県金沢市) 演題 本当に見えていますか?子どものネット利用〜大人に求められる関わり方〜 主催 石川県少子化対策監室子ども政策課 https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kodomoseisaku/keitai/keitai-keihatsu.html

ゲームを時間通りに終わらせることは難しい

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  年2回ペースのベネッセこども基金さんでのコラム。 3月の寄稿 では字数の関係で「お終いの練習」とだけ書いて、それ以上は詳しい記述ができなかったのです。幸い、記事自体は好評をいただき、もうちょっと具体的に…との反響もありましたので、続編記事を書くことになりました。 詳しくはこちらから ご覧くださいませ。