制作アドバイスで関わったドコモさん教材新版が公開されています
たしか2014年度版での大幅改訂からのお付き合いのはずですが、わたくし、その後も毎年、NTTドコモさんのスマホ・ケータイ安全教室で使われている各種教材の制作について、教育啓発現場の立場からのアドバイスをさせていただいております。(学識者監修は、子どもネット研でご指導いただいている坂元章先生)。
今年度教材の公開
先日、2021年度の新版教材が同社のウェブサイトに公開されました。
- 入門編(小学生向け)
- 応用編(中高生向け)
- 保護者・教員編
- 特別支援学校編 ※こちらは今年度は関わっていませんが…
- 映像教材(再現ドラマ)
今年度は、全面改訂の年ではありませんが、ポイントブックやスライド教材は、こまめに内容や表現の改善・調整がされていますし、映像教材(再現ドラマ)については、新版がいくつも追加されていますので、ご興味ある方は、ぜひ内容を確認してみてください。
学校・地域でのセルフ開催支援の取り組み
今年度の新しい取り組みとして注目したいのが、
というページです。
みなさまご存知の通り、これまでのドコモ安全教室といえば、プロ講師が派遣されてきて、再現ドラマを見せたり、スライドを投影するなどのスタイルが普通でした。
しかし今年度からは、「先生や保護者・地域の青少年相談員の方などに授業や講座を進行して教室を開催していただけるように、教材をご用意して」いるというのです。
映像教材はYouTube上に公開されていますし、シンプルな指導者向け資料も提供されています。ワークシートも複数提供されていますので、ある程度の経験と“やる気”さえあれば、参加型の講座が開催できそうですね。反面、そのような余裕が無いからこそ、キャリア各社への講師派遣依頼をするという声もありそうです。
この取り組みが、各地域の学校や自治体などにどのように受け止められるのか、たいへん興味深く感じています。