家庭教育支援指導者向けの研修会で講話・演習を担当しました リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 10月 02, 2024 今年度も秋田県生涯学習センターさんにお邪魔して、講師を担当することができました。レポート記事が子どもネット研のウェブサイトに公開されています。よろしければご覧ください。https://www.child-safenet.jp/activity/3283/ リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ
ネット動画とテレビの違いを知ろう 11月 21, 2018 #本ページは、学研Kidsnet for Parentsの連載『ネット動画とのつきあいかた』の第3回として、2018年6月29日に掲載された記事を再録したものです。(冒頭写真のみ、記事掲載時とは異なります)。 Photo by TAKAHASHI Taiyo いま子育て中の世代も、子どものころは毎日テレビを見ていたはず。いまの子どもたちが毎日ネット動画を見ていても、心配することはないのでしょうか。 ネット動画とテレビが似ているところ 前回は、「自由に参加できる場」という子どもにとってのネット動画の魅力を掘り下げましたが、多くの保護者にとっては、「意味のないものを」「だらだら」「夜遅くまで」見ているといった現象の方が気になるところでしょう。 実のところそうした指摘は、わたしたち、いま子育て中の世代が子どものころから、テレビとのつきあい方について言われ続けてきたことです。 その後、ビデオなどの普及で、保護者は放送時間帯にしばられず、番組を録画して子どもに見せられるようになりました。さらにネットワークの発達とスマホなどの端末機器の進化により、動画をネットで見られる環境が整い、YouTubeといったネット動画が登場したわけです。 たしかにネット動画はテレビとよく似ています。 まず、テレビの前の視聴者は、スカパー!などの有料放送やNHKを除けば、おカネを払うことなく多数の選択肢のなかから好きな番組を楽しめます。そのかわり、一定時間ごとに流れるコマーシャルを拒否することはできません。 ネット動画でも、たとえばYouTubeにアップされた動画は無料で楽しむことができますが、人気動画は企業広告がついていて、それを目にしないわけにはいきません。テレビ番組もYouTubeも、広告収入で経営がなりたっているからです。 また、楽しむのにそれなりの時間がかかるのも共通するところです。 さらにテレビやネット動画では、読書のように、目的意識をもち、頭を働かせる努力はあまり求められず、逆に音や動く絵などの刺激が、われわれの注意をより強く、長くひきつけます。 結果的に、 受け身の姿勢であっても、与えられる情報を長時間続けて楽しめてしまうのが、テレビやネット動画の特徴であり、大きな魅力 といえるでしょう。 大人の世界でなんの気なしにテレビをつ... 続きを読む
小学生はYouTubeでいったいなにを見ているのか 10月 31, 2018 #本ページは、学研Kidsnet for Parentsの連載『ネット動画とのつきあいかた』の第2回として、2018年5月25日に掲載された記事を再録したものです。 Photo by JESHOOTS.COM on Unsplash 子どもたちはYouTubeが大好き。でも子どもたちが好んで見ている動画は、わたしたち大人のそれとはちょっと違うようです。 ある小学校の5年生全員に聞いてみると 小学生から高校生までのインターネット利用のなかでも、動画視聴がとくに人気なのは、前回記事で紹介したとおりです。ところが、子どもたちがどのような動画を好んで見ているのかについて、公的な調査結果は見あたりません。 とはいえ、わたしたち保護者の立場からしてみれば、「ほかの子はYouTubeでなにを見ているのか」はおおいに気になるところ。そこで今回は、わたしが講師として今年2月に訪問した、ある公立小学校の5年生全員に聞いてみた結果を紹介します。※ その学年での人気動画の第1位は「ゲーム実況」。6割を超える児童が「よく見る」と答えました。 ゲーム実況動画とはその名のとおり、実際にゲームをプレイする一連の流れを収録した動画のことです。おもな素材は進行中のゲームの画面ですが、音声で面白おかしく実況中継したり、テンポよく編集したりすることで投稿主側はうでを競っています。 ゲーム実況に人気が集まる理由は、ゲーム自体の人気に加え、いわゆる攻略本代わりの情報源になることが考えられます。ゲームが上手な友だちのプレイを見せてもらうかのように、見るだけという楽しみ方や、これから遊ぶゲーム選びの参考にすることもできます。 YouTubeで「ゲーム実況」と検索してみると、人気動画がたくさん見つかります。実際に何本か見てみると、人気のひみつがわかるかもしれません。 テレビとは違うネット動画の魅力 質問「あなたがYouTubeでよく見るのはどんな動画ですか?(いくつでも)」への回答 2018年2月筆者調べ 調査対象は小学校5年生の男女57人 第2位は「ユーチューバーの番組」 (50.9%)です。さすが、小学生男子のなりたい職業の上位に位置するだけのことはあります。 続く 第3位には「やってみた、ネタ、面白い動画」 (49.1%)が入りました。これは ... 続きを読む
YouTube Kidsってなんだろう 12月 06, 2018 #本ページは、学研Kidsnet for Parentsの連載『ネット動画とのつきあいかた』の第7回として、2018年11月5日に掲載された記事を再録したものです。(冒頭写真のみ、記事掲載時とは異なります)。 人気のネット動画サービスYouTube。大人向けの動画も出てくるので、安心できないと考える保護者も少なくありません。今回は、そうした保護者のために用意された、子ども専用のYouTubeアプリをご紹介します。 Photo by Adolfo Félix on Unsplash YouTubeの利用は13歳から あまり知られていないことですが、 YouTubeの利用規約では、13歳未満の子どもの利用は認められていません。 児童のプライバシーを守るための米国法への対応が理由で、実は 多くのSNSでも同様のルール です。 ところが現実には、多くの小学生がYouTubeで動画を楽しんでいます。運営会社もこの矛盾を放置し続けるわけにはいかず、子ども向けのYouTubeアプリ「 YouTube Kids 」が開発され、米国では一足早く2015年に提供開始となりました。日本でも2017年に、ポケットモンスターやプリキュアなど、人気の動画を多数そろえた日本向けアプリが公開されました。 さまざまな配慮がされた子ども専用YouTubeアプリ Y ouTube Kidsを利用するためには、まずタブレットやスマホに専用アプリを追加する 必要があります。アプリは無料です。現時点では、ブラウザでの利用はできませんので、パソコンからは見られません。 子どもの視聴が前提となっているアプリなので、YouTube Kidsで見られる動画は、アニメや特撮、ドラマ、スポーツ、バラエティなど、子どもに見せても問題ないと思われるテーマやコンテンツが中心です。一部のユーチューバーの番組や学習コンテンツなども視聴可能です。 アプリで視聴できる動画は、利用する子どもの年齢設定に合わせてプログラムが自動的に選択 します。 YouTube Kidsの操作画面 このほかにも、保護者が期待するようなさまざまな機能が備わっています。 たとえば、保護者が目を離したスキに子どもが自分で勝手に動画を探さないように、... 続きを読む