デジタル社会と人権 — 講演・研修のご案内|高橋大洋
講演・研修のご案内
デジタル社会と人権
— SNS・AI・プライバシーの時代に
都道府県・市町村等が主催する人権月間・人権フェスティバル・人権週間向けに、
デジタル社会と人権をテーマにした講演・研修を行っています。
受託事業者様からのご依頼も承ります。
なぜ今、「デジタル社会と人権」なのか
SNSでの誹謗中傷、AIによる偽・誤情報、プライバシーの侵害、情報アクセスの格差—— デジタル技術が生活に浸透するほど、そこには新しい人権問題が生まれています。
一方、「分かっていてもやめられない」「正しいと知っていても行動が変わらない」という現象は、 単なる知識不足ではなく、人間の認知・行動の仕組みに根ざしています。 情報モラル教育が効果を上げにくい背景にも、この構造があります。
この講師の強み
人権分野の専門家は多数います。デジタル・ICT分野の講師も多数います。
しかし、認知科学・行動変容・SNS・AIを横断して、
「なぜ大人の取り組みがうまくいかないのか」を説明できる講師は多くありません。
インターネット安全教育の研究と実践を20年以上続けてきた経験から、
人権啓発の場でも「腑に落ちる」理解と行動変容につながる講演を心がけています。
よくある人権講演と、何が違うのか
人の脳と心理の話から始めます。
ひどい事例を見せて「被害者の辛さを知り、加害者にならないようにしましょう」と結ぶ——よくある構成ですが、 人権啓発イベントに足を運ぶ方は、そうした基本をすでにご存じのはずです。 わたしの講演は「人権侵害の根っこは、わたしたちの誰の中にもある」という地点から始めます。 錯視や直感的判断など、人の脳と心理の話から人権講演が始まることに驚かれるかもしれません。
個人のモラルの、その先まで進みます。
「気をつけている」だけでは、無意識の失敗は防げません。 無料インターネットを動かすアテンション・エコノミーの仕組みが、人の弱さに悪い方へテコを効かせている—— この構造を理解してはじめて、「なぜ善意の人が加害や拡散に巻き込まれるのか」が腑に落ちます。
最後は「支え合える関係」に着地します。
構造を知った先にあるのは、「気をつけましょう」で終わらない、その先の備えです。 失敗やトラブルは起こるものという前提に立つこと。困ったときに助けを求められること。 そして同じくらい大切なのに軽んじられがちなのが、周囲の側の構えです—— 日頃からネット利用について話し合える関係を保っておくこと、気になったときに上手にお節介を焼けること。 回復力とは個人の強さではなく、こうした関係の中に育つものです。 デジタル社会への参加をあきらめないための回復力を、地域や組織にどう育てるか。 それが講演の最終的な目的地です。
講演テーマ例
SNS時代の人権とプライバシー
拡散・晒し・監視——SNS上で起きている人権侵害の構造と、わたしたちにできること。
SNSの問題は個人のモラルだけではありません。アルゴリズムや人間の認知の特性にも目を向けます。
ネットの誹謗中傷と人権
— なぜ人は書き込んでしまうのか
認知のゆがみと匿名性の関係から、加害・被害・傍観の構造を解説。「悪意のある人」だけでなく、善意の人が加害に巻き込まれる背景についても考えます。
予防と支援の視点も。
AIと人権 — アルゴリズムが生む差別と自己決定
採用・審査・推薦などに使われるAIが、意図せず差別や排除を生む仕組みをわかりやすく解説。
AIを使うべきかではなく、人間が主導権を持ち続けるためにはどうすればよいかを考えます。
誰ひとり取り残さないデジタル社会
— デジタル包摂と人権
シニア・障害を持つ方など、デジタル社会から取り残されやすい人々の現状と支援の方向性。
「使えない人」の問題としてではなく、誰もが参加できる社会のあり方として捉えます。
子どもの権利とインターネット
国連子どもの権利条約の視点から、子どもがインターネットを使う権利と守られる権利を考える。
子どもを守ることと、子どもの参加を支えることは両立できるのでしょうか。
フェイクニュース・情報操作と人権
偽・誤情報拡散の生態系や、アテンション・エコノミーについての理解が人権教育に欠かせない理由。
なぜわたしたちは騙され、不確かなことを拡散してしまうのか。
※ 人権フェスティバル、人権週間、人権月間、自治体主催講演会、企業・団体の人権研修などに対応しています。SNSと人権、誹謗中傷、AIと人権、子どもの権利、デジタル包摂、情報アクセスなど、対象者・持ち時間・開催形式に合わせてカスタマイズできます。ご相談ください。
講演報告 — 実際の現場から
実施した講演の内容・構成・主催者とのやりとりは、報告記事で公開しています。企画のご参考にどうぞ。
- [講演報告]新しい切り口のインターネットと人権について、長崎県 新上五島町でお話をしてきました 人権週間のフェスティバルにて。「人権侵害の根っこは誰の中にもある」を軸にした四段構成の講演です。
- 離島での「インターネットと人権」講演で、大切にしたかったこと(note) 内容選定・構成検討の舞台裏。当日アンケートでは「大変参考になった」「参考になった」があわせて85%でした。
- 「ネットは危ない。でも、使わせないわけにはいかない。」——徳島で講演してきました 青少年育成フォーラムにて。"自分一人で解決する力"より"助けを求められる力"と、つながりの大切さをお話ししました。
こんな場で登壇しています
- ▸都道府県・市区町村主催の人権フェスティバル
- ▸人権月間・人権週間啓発イベント
- ▸企業・団体の人権研修
- ▸教育委員会・教員向け研修会
- ▸男女共同参画・多文化共生関連イベント
- ▸保護者向け啓発オンデマンド動画
人権・啓発関連の登壇実績
- 新上五島町 人権フェスティバル 人権フェス デジタル社会と人権・SNSをテーマに講演
- 中小企業庁 情報モラル啓発セミナー 人権 テーマ:人権を守る情報セキュリティ〜ランサムウェア等に対する組織的対策と人材育成(ワークショップ)〜
- 曹洞宗北海道管区 人権啓発研修会 人権 演題:コロナ禍とお寺のインターネット
- 福岡県 青少年の安心・安全なインターネット利用推進連絡会議 テーマ:子どものインターネット利活用の支え方〜保護者に期待される取り組みと社会の支援〜
- 江戸川総合人生大学公開講座 包摂 テーマ:新しい育児課題としてのインターネットとの上手な向き合い方〜保護者や大人に求められることできること〜
▶ その他の登壇実績は「講演・研修」ページをご覧ください。
ご依頼・お問い合わせ
自治体担当者様はもちろん、受託事業者様からのご相談も歓迎します。
テーマ・時間・形式はご要望に合わせて調整できます。
まずはお気軽にご連絡ください。(登壇中・移動中で電話に出られないことが多いため、ウェブフォーム経由でのご連絡にご理解をいただけますと幸いです。)
※ 株式会社ミヤノモリ・ラボラトリーのウェブサイトに移動します。
高橋大洋(たかはし たいよう)/ 小樽商科大学・帯広畜産大学・北見工業大学 非常勤講師・ミヤノモリ・ラボラトリー代表
専門:デジタルリテラシー教育、SNS・メディア研究、人権・情報モラル啓発、書籍『はじめてのSNS社会の歩き方』(講談社・共著)
www.takahashitaiyo.net